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労働収入型のクワドラントの特徴

E・Sクワドラントとは、キャッシュフロークワドラントのうち労働収入型にあたる、E(Employee:従業員)とS(Self-employed:自営業)の2つを指します。会社員として組織に雇われて働くEクワドラントと、フリーランスや個人事業主として自分自身がビジネスの中心となって働くSクワドラントは、どちらも「自分の時間」を提供することで収入を得る点が共通しています。

 

この2つのクワドラントには、収入が増えるほど税金や借金の利子の負担が増えやすいという、共通の仕組み上の特徴があります。

E・Sクワドラントの女性のイメージ

​Eクワドラント(従業員)とは

時間を切り売りするEクワドラント(従業員)のイメージ

Eクワドラントは、4つのクワドラントのうち日本で最も人口の多いクワドラントです。組織やシステムのために働き、時間を切り売りして給料を得ます。日本でこのクワドラントに属する人が多いのは、6歳から始まる義務教育の中で「時間を守ること」「言われたことをやること」を徹底的に教えられ、いわば会社員になるための訓練を受けてきているからだと、金持ち父さんの著書では説明されています。

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会社員(Eクワドラント)の最大のメリットは、毎月安定した給料が保証されることです。社会保険や福利厚生など、会社という組織が用意してくれる安心材料も少なくありません。就職活動という比較的わかりやすい入り口から始められることも、Eクワドラントに人が集まりやすい理由のひとつです。

 

一方でデメリットは、自分の労働時間がそのまま収入の上限になり、会社の業績や方針に自分の収入が左右されやすいことです。また、給料は稼いだ後に税金が差し引かれる仕組みになっており、収入を増やすほど自分の裁量で使える範囲が狭まっていく側面もあります。

会社員が副業を始めるべき理由

近年、会社員が副業を始める人が増えているのは、この「時間と収入が比例する」働き方だけに頼らず、Sクワドラントやビジネスオーナー(B)、投資家(I)としての収入源を、会社員という土台を維持しながら少しずつ育てていきたいという考え方が広がっているためです。

 

会社員を辞めずに副業から始めるという選択は、リスクを抑えながら他のクワドラントを経験できる、現実的な一歩と言えます。実際、当会のセミナーに参加する方の多くも、会社員を続けながら副業として一歩目を踏み出しています。

​Sクワドラント(自営業)とは

本人がシステムとなって働くSクワドラント(自営業)のイメージ

Sクワドラントとは、フリーランスや個人事業主のように、本人自身がシステムとなって働くクワドラントを指します。4つのクワドラントの中でも最も忙しくなりやすいクワドラントで、成功して仕事が増えるほど、その分自分の労働時間も増えてしまうという特徴があります。金持ち父さんの著書では「小規模ビジネスの99%は失敗する」と述べられており、その原因は経験・資金・エネルギーの不足にあるとされています。もしビジネスがうまくいった場合、賢明な人はビジネスが好調なタイミングで売却するとも書かれています。

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​Sクワドラントで働くフリーランスにとって、仕事や案件をどう獲得するかは大きな課題です。フリーランスの仕事は、企業からの直接契約、クラウドソーシングサービスを通じた案件受注、これまでの人脈からの紹介など、いくつかの経路に分かれます。会社員から独立してSクワドラントに移る場合、最初は会社員時代の人脈や実績を活かした直接契約から始め、徐々にクラウドソーシングや紹介など複数の経路を組み合わせていくケースが多く見られます。案件が安定して入ってくる仕組みを作れないうちは、収入が仕事量に強く依存する状態が続きやすく、これもSクワドラントが「本人がシステムとなって働く」と言われる理由のひとつです。

フリーランスの税金について

フリーランス(Sクワドラント)は会社員(Eクワドラント)と異なり、自分で確定申告を行い、税金を計算・納付する必要があります。一方で、仕事に関わる支出を経費として計上できる範囲は会社員より広く、事業用の費用を収入から差し引いた上で税金が計算される仕組みになっています。ただし、収入が増えるほど税率も上がっていく点はE・S共通の特徴であり、金持ち父さんの教えでも、この税金の仕組みを理解することの重要性が繰り返し語られています。具体的な税務の判断については、税理士など専門家に確認することをおすすめします。

収入が増えるほど税金と借金の利子が増える仕組み

E・Sクワドラントに共通する特徴として、収入が増えると税金と借金の利子(住宅ローンなど)が増えていく傾向があります。会社員(E)の給与も、フリーランス(S)の事業収入も、収入が一定額を超えるごとに税率が段階的に上がっていく仕組み(累進課税)になっているため、単純に「稼ぐ額を増やす」だけでは、思ったほど手元に残るお金が増えないという実感を持つ人も少なくありません。また、税制上の優遇措置を受けようとすると、さらに負債(住宅ローンなど)が増えてしまうという、お金持ちになりにくい構造がある点も、金持ち父さんの教えの中で指摘されています。この構造から抜け出すには、労働収入だけに頼らず、B(ビジネスオーナー)・I(投資家)クワドラントの側面を育てていく視点が必要になります。

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