不労収入型のクワドラントの特徴
B・Iクワドラントとは、キャッシュフロークワドラントのうち不労収入型にあたる、B(Business owner:ビジネスオーナー)とI(Investor:投資家)の2つを指します。
左側のE(従業員)・S(自営業)が自分の時間を対価にお金を得るのに対し、B・Iは仕組みやお金そのものを働かせて収入を得るという点で大きく異なります。この2つのクワドラントには長期的なプランを持っている、後になって報われることを知っている、複利の力を有利に活用するという共通点があります。

Bクワドラント(ビジネスオーナー)とは

Bクワドラントは、システムを作り出し、所有し、管理するクワドラントです。自分が現場に立たなくても収益が発生する仕組みを持っているのが特徴で、他人の上に立ってリーダーシップを取る能力によって、他人の時間を活用できるという大きな強みがあります。
仕組みがうまく機能すれば、雇っているスタッフやシステムが動くことで、オーナー自身の労働時間は減り、それでいて収入は増えるという、時間と自由の両方を得られる状態に近づいていきます。
「ビジネスオーナーになると自由になれる」とよく言われますが、これは仕組みが自分の代わりに働いてくれる状態を作れるからです。自分の時間を切り売りする働き方では、休めば収入が止まりますが、仕組みが機能しているビジネスオーナーは、旅行中や休息中でも収益が発生し続けます。
この時間からの自由が、Bクワドラントが目指す自由の中身です。ただし自由を得るまでには、仕組みを作り上げるための準備期間が必要になる点も理解しておく必要があります。金持ち父さんの教えの中でも、このBクワドラントへの移行は「自分のビジネスを持つ」という重要な教えのひとつとして位置づけられています。
ビジネスオーナーになるには、まず副業から
会社員(E)や自営業(S)から、いきなりビジネスオーナー(B)に飛躍するのは簡単ではありません。多くの人は、まず本業を続けながら副業としてビジネスの種を育て、仕組みが安定して回るようになった段階で本格的に移行していきます。
ビジネスオーナーになるための最初の一歩は、「自分がいなくても回る仕組みは何か」を考えることです。売上を上げること自体はSクワドラントでも可能ですが、Bクワドラントに進むには、業務を任せられる人やシステムを用意し、自分は現場から一歩引いた立場で全体を設計・管理する側に回る必要があります。会社員のまま副業でこの「仕組み化」の練習を始める人が、実際には最も多いパターンです。
「Bクワドラントは怪しい」と言われる理由
「Bクワドラント」というキーワ ードで検索すると、「怪しい」という言葉が一緒に出てくることがあります。これは、一部の情報商材の販売者が「あなたもビジネスオーナーになれる」「Bクワドラントを目指しましょう」という言葉を勧誘の切り口として利用してきた実情があるためです。本来のBクワドラントの考え方自体は、金持ち父さんの著書に基づいた正当な学びですが、その言葉を使って高額な商品購入や人の勧誘を目的とした集まりが存在するのも事実です。ビジネスオーナーという考え方に興味を持って調べている方ほど、こうした言葉だけを借りた勧誘に注意する必要があります。東京キャッシュフローゲーム会では、勧誘・物品販売を目的とした参加を禁止しており、純粋にBクワドラントの考え方を学びたい方が安心して参加できる場を守っています。
よき師(メンター)を見つける重要性
Bクワドラントを目指す過程では、良き師(メンター)を持つことが遠回りを避ける近道になります。すでにビジネスオーナーとして仕組みを作り上げている人から、成功だけでなく失敗の経験も含めて学べることは、独学では得にくい価値があります。ただし、前述の通り「師匠」という立場を利用して勧誘や高額な講座販売に誘導するケースもあるため、本当に実績のある人物か、勧誘を目 的としていないかを見極める視点も同時に持っておくことが大切です。
Iクワドラント(投資家)とは

Iクワドラントは、システムにお金を投資するクワドラントです。他人のお金(借金)を活用することでより多くのキャッシュフローを得ることができるほか、左側のクワドラント(E・S)が行う投資と違い、分散せずに焦点を絞って投資を行うという特徴があります。自分の時間ではなく、お金そのものを働かせることで収入を増やしていきます。
投資には大きく、株式・投資信託などの証券投資、不動産投資、自分または他人のビジネスへの投資(事業投資)といった種類があります。それぞれ必要な資金の規模、リスクの取り方、学ぶべき知識が異なるため、どれか1つが優れているというわけではなく、自分の目的や状況に合わせて選んでいくことになります。金持ち父さんの教えでは、この中でも特に不動産とビジネスへの投資が、キャッシュフローを生み出す資産として重視されています。
